SEIKO FANTASIA セイコー ファンタジア RE540 からくり時計 メーカーOH済 直径約60ｃｍ、重さ約8ｋｇ

1999年に購入したセイコー最高のからくり時計「ファンタジア」です。直径約60ｃｍ、奥行き15ｃｍ、重さ約8ｋｇ。毎正時又は指定した時刻にFM音源で美しい曲が時刻を知らせると共に、12個の人形が現れて、踊ります。曲の最後には、12時方向の一体がバイバイをしてくれるかわいさも素敵です。18年ほど完動していましたが、だんだん不作動の部分が出てきましたので2022年1月にメーカーオーバーホールして、モーターや機械部品を交換し、また今後20年ほどはちゃんと動いてくれると思います。当面、1年間のメーカー保証も付いています。自分の子供の成長と共に動いてくれたからくりを、小さなお子様がいらっしゃる次の方に楽しんでいただければと思い出品します。（2022年 2月 25日 0時 15分 追加）オーバーホールについて私見ながら、説明します。所有のROLEXはメーカ推奨で3年毎に約5万円（部品交換が無い最も安い場合でも）のオーバーホールが推奨されています。年々値打ちが上がる機械時計なので壊れてしまってはいけないので、10年毎にO/Hしていますが、何とか壊れずに使用出来ています。精密部品で、歯車の軸受けの油が劣化し、蒸発することで摩擦が大きくなり、歯車と軸受けの双方を削ってしまうからだそうで、給油と部品の故障を点検交換してもらう費用のようです。オメガのクオーツ腕時計も所有していますが、電池時計なのでO/Hは不用かとメーカに聞いたところ、確かに発振素子自体は電子駆動ですが、それ以降のメカは歯車なので結局は5年毎の給油や部品故障の交換のためのO/Hは必要と言うことで、こと機械時計に5年から10年毎のO/Hはつきもののようです。ちなみに、ROLEXの値段1000万円位のプラチナ時計は、O/Hに16万円位かかるようで、こんなことを10年毎にしていたら、生涯で100万円かかりますが、それも1000万円の価値を守る必要経費のようです。更に、近頃聞いた話では、親族の方に5000万円の腕時計を所有していた方が居て、O/Hの知識が無かったために40年放っていたらしく、故障してしまい、修理に3000万円かかると言われています。壊れていても1000万円はするらしいので、宝飾品として壊れたままブレスレット替わりにはなっているようで、ここまでくると、高価な時計のO/Hはするのもしないのも、問題ありですね。さて、本題ですが、今回ファンタジアのO/Hをセイコーにお願いして分かったことは、そろそろファンタジアRE540のO/Hも終了するそうです。部品の保存期間が過ぎているのでもう最後のようです。私の場合、18年で油と動作部品の劣化の為瀕死の状態になりましたが、よく保った方です。新品によみがえったファンタジア、如何ですか？（2022年 2月 25日 17時 36分 追加）僭越ながら、我が家での飾り例をUPしました。大きさや、雰囲気が分かれば幸いです。